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波

ロミロミとは

​ロミロミ(lomi lomi)とは、古くからハワイで伝統医療として、また家庭内での日々のケアとして行われてきたボディーワークで、ハワイのヒーリング法のひとつです。文字のなかった時代から代々受け継がれ、地域や家族の健康を守ってきた 'ohana work / family work です。最近ではリラクゼーションサロンやスパで取り扱われることも増え、オイルマッサージ の形態で行われていることが多いと思います。

ロミ(lomi)という言葉はハワイ語で、揉む、押す、さする、こすり落とす、こねる、マッサージする、といった意味です。ロミロミはもともと、亡くなった家族の身体に塩を揉み込むようにしてマッサージした行いのことを言い、そこには、その方の魂が次に行くべき場所へきちんと行けるように、という愛や祈りが込められていました。ハワイアンの間での秘法とされていたロミロミを初めて世界へ広めたアンティ・マーガレット・マシャドは、ロミロミのことを loving touch (愛情を込めて触れる) による praying work (祈りの行為) であると表現しています。ロミロミは物理的な意味での身体だけでなく、心や魂といった深い部分へもアプローチしていくホリスティックなヒーリング法です。

ハワイにはマナ (mana) という概念があり、エネルギー、生命に宿る力、生きる力、などと訳されます。日本でいう「気」に近い感覚だと思います。そして、マナが満ちた状態が健やかな状態、生き生きとした状態、元気な状態であり、マナが足りなくなることで不調が出ると考えられています。このマナは、人を含めた自然界の全てのもの (動物、植物、石、海、川、山、太陽、月、大地、水、風、日、、、そして場所や言葉にも) に宿っているとされ、それぞれ影響し合い、循環しています。温泉に入ると身体も心もじんわりと緩んだり、月明かりを見るとなんとなく心が満たされたり、雨音を聴くと心のざわつきが静かに落ち着いたり、芝生に寝転ぶと徐々に呼吸が深くなっていったり、、、日常生活の中でも、自然から元気をもらうことはよくあることだと思います。

ロミロミにおいては、身体をただ揉みほぐすことだけではなく、このマナを満たしていくことによって、身体や心が整い癒されていくと考えます。ロミロミはフラダンスもルーツにもち、フラダンサーがハワイの自然を踊りとして表現するように、ロミロミにおいても、セラピストが自然から受け取ったマナを loving touch によって受け手に手渡していきます。例えば、ゆっくりと寄せては返す波のようなストローク、さっと身体を撫でていく心地よい風のようなストローク、乾いた大地に深くしみ込む雨のようなストローク、といったように。

 

身体と心は繋がっていて、日々の習慣や過去の出来事、感情や思考といったあらゆるものが無意識のうちに溜め込まれていきます。そしてそれがうまく処理されないと、凝りや澱、ひずみとなって、本来の健やかさ、のびやかさを失ってしまいます。ハワイのやわらかな風やゆったりとした波が身体や心をふっと解放してくれるように、ロミロミの施術を通して、そういった不要なものを手放し、軽やかさを取り戻し、空いたスペースにマナを受け取って下さい。

 

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